たこ焼きは大阪が発祥の郷土料理で、今や日本全国で愛されている国民的なソウルフードですね。
お祭りの屋台では人気の商品ですし、家庭でもホットプレートを使って簡単に作れるので、パーティーメニューとしてもおなじみです。
でも、いざ自分で作ってみると、なかなか思うようにいかないことも多いのではないでしょうか。
焼き面にくっついてしまったり、丸い形に仕上げるのが難しかったりと、失敗してしまった経験がある方も少なくないはず。
そこで今回は、たこ焼き作りが苦手な人でも、美味しく仕上げられるコツをいくつかご紹介したいと思います。
プロの技を家庭で再現できるようになれば、きっと家族や友達にも喜ばれること間違いなしですよ!
準備段階でのポイント
材料選びは重要
たこ焼きの味を左右するのは、何といっても材料選びです。
特に、タコは新鮮なものを選ぶのがポイント。生のタコを使う場合は、しっかりと茹でて柔らかくしておきましょう。
茹で時間は大きさにもよりますが、一般的には10分から15分ほどが目安です。
生地の材料も質の良いものを選ぶことが大切です。
たこ焼き粉は、有名メーカーの商品なら間違いありません。
水や出汁は、清涼感のあるミネラルウォーターや、風味豊かな和風だしがおすすめ。
具材のネギやキャベツ、天かすなども、新鮮で美味しそうなものを選びましょう。
生地の配合はきっちりと
生地の配合も、美味しいたこ焼きを作るには欠かせないポイントです。
たこ焼き粉に記載されている分量表示を参考に、きっちりと計量するのがコツ。
水や出汁を入れすぎると、生地が緩くなってうまく焼けません。
逆に、粉が多すぎるとパサついた仕上がりになってしまいます。
生地を混ぜる際は、ダマにならないようによく混ぜることが大切。
泡だて器などを使って、空気を含ませるようにしながら、滑らかになるまで混ぜ合わせましょう。
ポイントは、ゆっくりと丁寧に混ぜることです。
焼く際のコツ
油はしっかりとなじませる
たこ焼きがくっつかないようにするには、まず焼き器に油をしっかりとなじませることが大切です。
サラダ油やラードを使って、焼き器全体に油を塗りましょう。
そして、中火で20分ほど熱し続けてください。途中で油が少なくなったら、追加するのを忘れずに。
最初の生地は捨てる
油をなじませたら、次は実際のたこ焼き生地を使ってさらに馴染ませていきます。
焼き器に生地を半分ほど流し込んで、しっかり焼いてください。
この工程により、焼き器の表面が均一になり、本番の生地がくっつきにくくなります。
この最初の生地は食べずに捨ててしまいましょう。
生地を入れる前に十分に熱する
たこ焼きの生地を焼く際は、必ず焼き器をしっかりと熱してから始めてください。
温度が低すぎると、生地がくっついてしまう原因になります。
特に80℃くらいの温度だと、たんぱく質と水分が結びつきやすくなるため、生地がくっつきやすい状態になってしまうのです。
具材は小さめにカットする
たこ焼きの具材は、なるべく小さめにカットしましょう。
大きすぎると、生地が焼き器にくっついてしまったり、丸い形に仕上げにくくなったりします。
特にタコは、歯ごたえを残しつつも食べやすい大きさにカットするのがおすすめです。
1cm角くらいの大きさが理想的ですね。
生地の量は控えめに
焼き器に生地を注ぐ量は、控えめにするのがコツです。
一度に多くの生地を入れすぎると、形が崩れやすくなります。
生地を一回で入れるのではなく、2~3回に分けて少しずつ足していくのがポイントです。
最初は七分目くらいまで入れて、そこから少しずつ足していくイメージです。
ひっくり返すタイミングが命
たこ焼きをひっくり返すタイミングを見極めることも、美味しく仕上げる上で重要なポイントです。
生地を入れてから2分ほどたったら、竹串などを使って、生地が焼き器の底からきれいにはがれるかを確認します。
はがれるようであれば、くるりとひっくり返してください。
タイミングが早すぎると形が整わず、遅すぎるとカリカリになりすぎてしまいます。
焼き加減を見ながら、何度か繰り返しひっくり返すのが美味しく仕上げるコツですね。
仕上げのポイント
ソースやマヨネーズをつける
たこ焼きが焼きあがったら、お好みでソースやマヨネーズ、青のりなどをトッピングしましょう。
定番の組み合わせは、たこ焼きソースとマヨネーズ、青のりですが、ポン酢やお好み焼きソース、チーズなどを加えるのもおすすめです。
トッピングを加えることで、より一層たこ焼きを美味しく楽しむことができます。
ソースの量は、たこ焼きがベチャベチャにならない程度が目安ですね。
まとめ
いかがでしたか?たこ焼きを美味しく作るコツをご紹介しました。
材料選びや生地作り、焼き方など、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、格段においしくなりますよ。
家族や友達を招いてのホームパーティーでも、屋台の味を再現できれば、きっと喜ばれるはず。
慣れないうちは失敗もあると思いますが、コツをつかめばどんどん上達していきます。
ぜひ、たこ焼きを作る機会があれば実践してみてくださいね!