婚姻届をひとりで出す人の正確な割合は、全国共通の公的な統計では確認できません。
婚姻届は、ふたりそろって役所へ行かなくても、どちらかひとりが持参できます。仕事の予定が合わない場合や、希望する入籍日を優先したい場合にも選べる方法です。
「婚姻届をひとりで出すのは珍しいのかな?」「みんなはふたりで提出しているの?」と気になる方もいるかもしれません。
提出方法は、ふたりの予定や希望に合わせて考えられます。一緒に窓口へ行くことにこだわらず、自分たちに合った方法を選ぶのもひとつの形です。
この記事では、婚姻届をひとりで出す割合についての考え方から、提出する理由、必要な準備、当日の流れ、記念日の思い出を残すアイデアまで紹介します。
婚姻届をひとりで出す割合はどれくらい?
婚姻届をひとりで提出した人が全国でどれくらいいるのか、正確な割合を示す公的な統計は確認できません。
インターネット上には割合を紹介している記事もありますが、調査した団体や対象人数、調査時期などが明らかでない数字も見られます。
調査条件が分からない数字だけでは、全国でどれくらいの人がひとりで提出しているのか判断できません。
そのため、ひとりで出すことが珍しいのかどうかも、割合だけで答えるのは難しいところです。
婚姻届は、ふたりで予定を合わせて提出する方法もあれば、仕事や生活の都合に合わせて、どちらかが代表して持参する方法もあります。
ほかのカップルの割合を気にしすぎるより、ふたりが納得できる形を選ぶことが大切です。
婚姻届をひとりで提出する主な理由

婚姻届をひとりで出す理由には、仕事の都合や入籍日へのこだわりなど、さまざまな事情があります。
ふたりで提出する予定だったものの、当日のスケジュールが合わなくなることもあるでしょう。
どのような場面でひとり提出が選択肢になるのか、身近なケースを見ていきます。
仕事や予定が合わないから
共働きのカップルでは、平日にふたりそろって役所へ行く時間を作りにくいことがあります。
勤務時間が違ったり、どちらかがシフト制の仕事をしていたりすると、同じ日に休みを合わせるのが難しいですよね。
そんなときは、都合がつく方が婚姻届を持参する方法があります。
遠距離で暮らしている場合も、提出のためだけに移動するとなると時間や交通費がかかります。
書類の準備はふたりで進め、役所へ行くのはどちらかひとりにすることで、予定を調整しやすくなります。
希望する入籍日を優先したいから
交際記念日や誕生日など、思い入れのある日を入籍日に選ぶカップルもいるでしょう。
毎年お祝いしている日を結婚記念日にできたら、素敵ですよね。
ところが、希望する日が平日だったり、仕事の予定が入っていたりすると、ふたりで役所へ行けないこともあります。
そのような場合は、日付を優先してどちらかが代表して提出する方法も考えられます。
ふたりで行くことよりも、希望する日を大切にしたいカップルにとって、ひとり提出は予定を合わせやすい選択肢になります。
ふたりで書類の準備と提出を役割分担するから
婚姻届を提出するまでには、いくつかの準備があります。
婚姻届の用紙を用意したり、記入する情報をそろえたり、証人に記入をお願いしたりと、意外にやることがあります。
そこで、ふたりで役割を分担して準備を進める方法もあります。
書類の準備や情報の確認を分担し、提出当日は時間の取れる方が役所へ向かう形です。
それぞれができることを担当すれば、どちらか一方に準備の負担が集中することも減らせます。
婚姻届はひとりで出す?ふたりで出す?選び方のポイント
婚姻届をひとりで出すか、ふたりで出すか迷ったときは、予定の合わせやすさと記念日の過ごし方を比べてみると考えやすくなります。
どちらにも良いところがあるため、ふたりが優先したいことを整理するのがポイントです。
ひとり提出とふたり提出のメリット・注意点を比較
それぞれの特徴を表にまとめました。
| 比較ポイント | ひとりで提出 | ふたりで提出 |
|---|---|---|
| 予定の合わせやすさ | どちらかの都合に合わせやすい | ふたりの予定を合わせる必要がある |
| 希望日への対応 | 日付を優先しやすい | 仕事や休日によって調整が必要 |
| 窓口での確認 | 相手に確認したい場合は連絡が必要 | その場で相談しやすい |
| 記念日の過ごし方 | 提出後などに思い出を共有できる | 役所へ行く時間も一緒に過ごせる |
ひとり提出の魅力は、予定を合わせやすいことです。
ふたり提出には、一緒に役所へ向かい、結婚の節目を共有できる良さがあります。
どちらかが優れているというよりも、何を大切にしたいかで選び方が変わります。
提出前にふたりで決めておきたいこと
提出方法を決める前に、ふたりで次のようなことを話しておくと予定を立てやすくなります。
- 希望する入籍日は決まっているか
- 当日にふたりで役所へ行けるか
- どちらが婚姻届を持参するか
- 提出当日に連絡を取り合えるか
- お祝いの予定をどうするか
入籍日と、ふたりで窓口へ行くことのどちらを優先したいのかも、考えておきたいところです。
どちらかがひとりで提出することになっても、先に話し合って決めた方法なら、当日の予定も立てやすくなります。
婚姻届をひとりで出す前の準備とチェックリスト

婚姻届をひとりで出す場合は、必要なものをそろえておくと当日の手間を減らせます。
窓口に来ていない相手の記入内容について確認が必要になることもあるため、書類は事前にふたりで見直しておくと安心です。
提出前に用意するもの
婚姻届の提出前に確認しておきたいものをまとめました。
| 確認するもの | 準備のポイント |
|---|---|
| 婚姻届の用紙 | 必要事項とふたりの署名を確認 |
| 証人欄 | 18歳以上の証人2名による記入を確認 |
| 本人確認書類 | 窓口へ行く人の運転免許証やマイナンバーカードなど |
| 連絡先 | 日中に連絡が取れる電話番号 |
| 提出先の情報 | 受付場所、時間、持ち物 |
| 書類の控え | 必要に応じて提出前に写真やコピーを残す |
婚姻届の用紙は、市区町村の役所などで入手できます。
婚姻届への押印は任意となっており、戸籍謄本も2024年3月から戸籍届出時の添付が原則不要になっています。
自治体の公式サイトには、婚姻届の書き方や提出時の持ち物が案内されているため、提出先のページも参考になります。
記入漏れや書き間違いを確認するポイント

婚姻届には、氏名や住所、本籍など、普段あまり記入しない項目もあります。
完成したと思っていても、細かい部分を見直すと記入漏れに気づくことがあります。
特に確認しておきたい項目はこちらです。
- 氏名と生年月日
- 住所と本籍
- 婚姻後の氏や新しい本籍などの欄
- ふたりの署名
- 証人2名の記入欄
- 連絡先の電話番号
記入には、消えない黒のボールペンを使うと安心です。
住所や本籍の書き方が分からないときは、提出先の役所で確認する方法もあります。
婚姻届をひとりで持参する予定なら、相手や証人が記入した部分も含めて、一度ふたりで内容を確認しておくと落ち着いて提出できます。
提出先の窓口と受付時間を事前に確認する
役所へ行く前に、婚姻届の受付場所と時間を調べておくと移動がスムーズです。
役所によって、戸籍関係の窓口があるフロアや受付方法は異なります。
確認しておきたいのは、主に次のような情報です。
- 婚姻届を提出する窓口
- 平日の受付時間
- 休日や夜間の受付場所
- 事前に書類を確認してもらえるか
- 提出時に必要な持ち物
初めて行く役所なら、交通アクセスや駐車場の場所も調べておくと便利です。
希望する入籍日が決まっている場合は、提出予定日の前に窓口へ問い合わせる時間を作っておくと、予定を組みやすくなります。
婚姻届をひとりで出す当日の流れ

婚姻届をひとりで出す場合でも、役所での基本的な流れは大きく変わりません。
準備した婚姻届を窓口へ持参し、職員の案内に沿って提出します。
ここでは、通常の開庁時間に提出する場合を中心に、当日の動きを紹介します。
役所に行ってから提出するまでの流れ
一般的には、次のような流れです。
1.役所へ向かう
婚姻届と本人確認書類など、必要なものを持って役所へ向かいます。
予定がある日は、移動時間にも余裕を持たせておくと安心です。
2.婚姻届の受付窓口へ行く
戸籍関係の届出を扱う窓口へ向かいます。
番号札を取る方式の役所もあるため、建物内の案内表示を参考にできます。
3.婚姻届を提出する
窓口で婚姻届を渡します。
必要に応じて本人確認や記入内容に関する確認が行われます。
4.職員からの案内を確認する
追加の確認が必要な場合は、職員から案内があります。
窓口での対応が終わったら、提出に関する控えや今後の連絡についての説明がないか確認できます。
役所によって受付の進め方が異なるため、当日は窓口の案内に沿って進める形になります。
休日・夜間に提出する場合の確認ポイント

仕事などで平日に時間が取れない場合、休日や夜間の窓口を利用する方法もあります。
自治体によっては、守衛室や時間外窓口で婚姻届を受け付けています。
時間外の受付では、婚姻届をいったん預かり、内容の確認を翌開庁日以降に行うことがあります。
そのため、通常の開庁時間と同じように、その場で確認が完了するとは限りません。
また、時間外は役所の正面入口が閉まっていて、別の入口から入る場合もあります。
提出する場所や受付方法は、自治体の公式案内で確認できます。
書類の確認が必要になった場合の連絡方法
婚姻届を提出した後、記入内容などについて役所から問い合わせが入る場合があります。
そんなときに備えて、提出する人とパートナーが連絡を取り合える状態にしておくと便利です。
仕事中で電話に出にくい場合は、休憩時間に確認するなど、連絡を取りやすいタイミングを共有しておく方法もあります。
役所から確認事項を伝えられた場合は、内容をメモしておくと、パートナーにも正確に伝えられます。
書類の修正や追加確認が必要になったときは、窓口から案内された方法で対応する形になります。
提出後に確認しておきたいこと
婚姻届を提出した後は、今後の予定を簡単に整理しておくと便利です。
受理証明書が必要になる予定がある場合は、申請先や発行までの流れを役所へ確認できます。
また、結婚を機に氏名や住所が変わる場合は、登録情報を変更する必要がありそうなものをリストアップしておく方法もあります。
- 勤務先の登録情報
- 銀行口座などの登録情報
- 運転免許証などの登録情報
- 携帯電話や各種サービスの契約情報
すべての人に同じ変更が必要になるわけではないため、自分に関係するものを整理するところから始めると分かりやすくなります。
一度に予定を詰め込みすぎず、必要なものから順番に進められるようにしておくと安心です。
婚姻届をひとりで出しても思い出を残すアイデア
婚姻届をひとりで提出することになっても、結婚記念日の思い出を残す方法はあります。
写真やメッセージを共有したり、別の日にお祝いをしたりと、ふたりの生活に合わせて楽しめます。
提出する瞬間に一緒にいられなくても、記念日らしい時間を作ることはできます。
写真やメッセージで当日を共有する
婚姻届を提出する前に、ふたりで写真を撮っておく方法があります。
婚姻届を持って並んだ写真や、日付が分かる記念写真など、撮り方は自由です。
自宅なら時間を気にせず撮影できるので、提出する前日に写真を残しておくのもよいですね。
当日は、役所へ行く前や提出後にメッセージを送り合うだけでも、特別な日の出来事を共有できます。
「今から行ってくるね」「提出してきたよ」といった短いやり取りでも、あとから見返すと思い出になります。
時間が合えば、ビデオ通話で顔を見ながら報告するのも楽しそうです。
写真やメッセージを保存するために、ふたりで共有アルバムを作っておく方法もあります。
婚姻届を撮影する場合は、氏名や住所、本籍などの個人情報が写るため、SNSへ投稿するときは公開範囲にも気を配りたいところです。
後日ふたりでお祝いする方法
入籍日当日にふたりで過ごせない場合は、休日など予定が合う日にお祝いする方法もあります。
仕事が終わってから一緒に食事をしたり、思い出のお店へ出かけたりするのもよいですね。
記念日らしい時間を作りたいなら、こんな過ごし方もあります。
- ふたりでケーキを食べる
- お気に入りのお店で食事をする
- 記念写真を撮る
- 手紙やメッセージを交換する
- 近場へ日帰りで出かける
- 自宅で好きな料理を楽しむ
豪華なお祝いでなくても、ふたりが楽しめる時間なら十分です。
入籍日とお祝いの日を分けることで、忙しい時期でもゆっくり過ごす予定を立てやすくなります。
婚姻届をひとりで出すときのよくある質問
婚姻届をひとりで提出するときに、気になりやすい疑問をまとめました。
服装や所要時間など、当日の予定を考える際に役立つ情報を紹介します。
提出当日はどんな服装で行けばいい?
婚姻届の提出に特別な服装は必要ありません。
普段着や仕事帰りの服装など、その日の予定に合った服で役所へ行けます。
記念写真を撮りたい場合は、少しきれいめの服を選ぶのもよいですね。
仕事の前後に立ち寄るなら、動きやすさを優先する方法もあります。
服装に決まりがない分、自分が過ごしやすい格好を選べます。
役所での受付にはどれくらい時間がかかる?
婚姻届の受付にかかる時間は、窓口の混雑状況や書類の確認内容によって変わります。
スムーズに進む場合もあれば、確認事項があって時間がかかる場合もあります。
そのため、具体的に何分で終わるとは言い切れません。
提出後に仕事などの予定がある場合は、受付にかかる時間の目安を役所へ問い合わせておくと予定を立てやすくなります。
記念日など、届出が集中しそうな日に提出する場合も、少し余裕を持ったスケジュールだと落ち着いて行動できます。
窓口で記念写真を撮ってもいい?
自治体によっては、婚姻届の提出記念に写真を撮れるスペースが用意されている場合があります。
記念撮影用のパネルやフォトスポットが設けられている役所もあるため、提出先の公式サイトで紹介されているか調べてみるのもよいでしょう。
窓口周辺では撮影場所が限られていたり、撮影を控えるよう案内されていたりする場合もあります。
ほかの来庁者が写り込まない場所を選び、役所の案内に合わせて撮影すると安心です。
家族や知人に持参を頼みたい場合は?
婚姻届は、ふたりのどちらか以外に、家族や知人などが役所へ持参する方法もあります。
本人以外が持参する場合は、提出先の自治体で案内されている持ち物や受付方法を確認しておくとスムーズです。
書類について確認事項が見つかっても、持参した人だけでは対応できないことがあります。
家族や知人にお願いする予定なら、当日どのように連絡を取るかも決めておくと安心です。
まとめ
婚姻届をひとりで出す人の正確な割合は、全国共通の公的な統計では確認できません。
仕事や生活の都合でふたりの予定が合わない場合は、どちらかが代表して婚姻届を持参する方法もあります。
ひとりで提出する予定なら、必要な持ち物や窓口の受付時間を調べ、書類の記入内容を事前に確認しておくと当日もスムーズです。
また、提出する瞬間に一緒にいられなくても、写真やメッセージ、お祝いの食事などで記念日を共有できます。
ほかのカップルがどうしているかにこだわりすぎず、ふたりの予定や希望に合った方法で、大切な入籍日を迎えられるとよいですね。

